水の恵み
西条市に越して来て半年が過ぎ、街にも仕事にも少しずつ慣れて来た。
ずっとこの街に居る人々には、当たり前のことかもしれないが・・・・、
水の量と清らかさの・・・「有り得ない恩恵」に驚かされる。
川の水、農業用水はもちろんの事、幅30cmくらいの溝に至るまで、
澄み切った清流が、なみなみと流れている。
多くの地方では、このような「ドブ」と呼ばれる生活排水用側溝は、
水の流れが無く、雨水などの溜水が淀んで悪臭を放っていたり、
ボウフラが湧いて、蚊や小蝿が大量発生したり、不潔なイメージしかないが、
西条市の側溝は全く違う。水は澄んでいて、溝の底が綺麗に見える。
もちろん、農業用の用水路も、小川も皆、たっぷりの量の澄み切った水が、
惜しげもなく流れ続け、その水量は「無尽蔵」と思われるくらいだ。
気のせいかも知れないが、街中に蚊が少ないような気がするし、
生活圏内に「汚い場所」が少ないのは、とんでもない恩恵だと思う。
衛生上の事はもちろんの事、精神的な豊かさは計り知れない。
きっと、昔から生きるための水を奪い合う事も必要なく、
争い事も少ない土地柄になって来たのだろうと想像できる。
私もこれから、この自然の恵みに感謝しながら、この地で暮らし、
自分で気づいていない汚れた部分も、いつの日にか洗い流されるかも?
・・・などと思いながら、仕事帰りに湧水をペットボトルに汲んで帰るのが、
日課となっている。
・・・・・おいしい♪・・・・
工務 斉藤