石鎚山に上ってきました
西条市に越して来て1年半、そのうち登ろうと思っていた石鎚山。
お盆休みは遠出も自粛、密も避けて・・・・ちょうど良さそうと思い、
8月13日に出かける事にした。
山登りが趣味と言うわけではないが、嫌いではない。
数年前に富士山もチャレンジし、特に不安も無かった。
ググってみると、片道3時間程度、初心者クラスの情報もあり、
軽装、日帰りで楽勝♪、「西条に住むなら、とりあえず登るやろ」と、
気楽に考え、当日を迎えた・・・・名物の鎖場も楽しみ♪
ロープウェイを降り、王道の表参道。
成就寺で安全祈願を済ませ、入山記録に記名し、いざ出発。
最初は下り坂から調子よく始まったのだが・・・・登坂に変わると、
階段状の上り坂の多い事にびっくり、登山道が急勾配・・・・・。
驚く間もなく息が上がって来た・・・・あれ?こんなはずじゃ???
まあ、無理する年齢でもないので、息を整えながらゆっくり進めば・・・、
目の前に出てくるのは・・階段、階段、階段、階段!!
試しの鎖につく頃には、脚力が目に見えて衰えていた。
ゆっくり休憩を取って、鎖場初体験。
ネットに掲載されている写真では、楽しそうに登っているようだったが、
とんでもない・・・・落ちたら死ぬレベル・・・・・。
・・・・そうだ・・・「修行」とか書いてあった・・・(納得)。
どうにか後半にかかった2の鎖辺りでは、太ももが悲鳴を上げ始める。
横浜に居た頃は、4階に住んでいたのと、通勤で駅の階段の上り下り、
移動は電車が多いと、自然に階段慣れしていたのが、こちらの生活では、
車中心の平坦な移動しかしていない。いつの間にか筋力が落ちている。
・・・・そうか・・・階段の上り下りに必要な筋肉は、太ももか・・・・、
と、気づいた頃には、ほぼほぼ体力も限界に近く、瀕死の状態。
このまま鎖場を進んで大丈夫か????
仕事で鍛えた安全管理意識をフル稼働し、十分な休憩と食事をとり、
耐力を回復させ、脚や腰の状態を確認しながら、何とか頂上に着いたのは、
出発してから3時間半後。コースガイドに書いてあった通りだ・・・。
さすがに頂上は気持ち良く、360度見渡せる絶景と、西条の街が一望。
最高点の天狗岳にも登り大満足♪
帰りがけには、駐車場に併設された温泉にも入り、リフレッシュ♪
今は使っていなかった筋肉が悲鳴を上げ、腰や膝にも不安が残っているが、
これも仕事を続けていると、いつの間にか忘れてしまうだろう。
「ギリギリ頑張れば出来る」くらいの丁度良い鍛錬かも???と思った。
また機会を作って、登りたいと思う。次は、口笛を吹きながら・・・・。
工務 斉藤好幸