先月末に「井出さらい」に参加した。
農家が多い地域では当たり前の行事でしょうが・・・・、
米も野菜も作ったことが無い私はには、何のことかサッパリ？？？？
（井出が用水路の事というのも最近知った）

田植えの前に用水路の清掃をする・・・そりゃ、やらなきゃね。
うちの地域は毎年4月29日の午後に決まっている。
水路沿いの家から、おっちゃん、おばちゃんがゾロゾロ集まってくる。
鍬や鋤簾、角スコップなどをそれぞれ持って、用水路の上流へやってくる。

おしゃべりや顔見せも、地域の人にとっては、重要なコミュニケーション。
若手の人達は重労働と思われる場所に取り組み、高齢の人は簡単なところ。
誰が指示するわけでもなく、自然と役割が決まっていて、仕事が始まる。
もちろん女性は労働を免除されている・・・・・でも、鍬は持って来る。

１時間前後で主要な作業が終わると、様子を見ながら三々五々に帰り始める。
用水路が無いと米は作れない、恩恵を受けているので粗末にしない。
水路沿いに住んでいる限り、何もしなくても、毎年顔は出す。

大事なんですよねぇ・・・・こういう緩い時間・・・・。

まだまだ地元に馴染んだわけでもないし、顔も覚えてもらってないけど、
来年も忘れずに参加しようと思った。

工務　斉藤好幸